
いきなり良い物じゃなくてOK。道具を揃えよう
最初から良い道具で全て揃えようとすると、初期費用がけっこうな額になってしまいます。
ここでは「まだキャンプにハマるか分からない」ことも考慮し、
最低限の物を揃える事を意識して道具を紹介したいと思います。
Contents
必須度:★★★ これだけは揃えよう! 5個の必須アイテム
- テント ※テント泊の場合のみ
- 寝袋(シュラフ)
- 焚火台(バーベキューコンロ) ※直火OKの場合は任意
- ランタン(懐中電灯)
- 小型のバーナー(ガスコンロ) + ガスボンベ
① テント 予算:¥3,000 ~ ¥10,000
テント泊をする場合は、なんといってもこれがないと始まりません。
ソロキャンプの場合は、1名~2名用のテントで十分です。
特に徒歩や自転車、バイクで移動する予定の方は、コンパクトな物を選びましょう。
テントも意外と安価な物からあり、お試しには十分な作りをしています。
しかし、安価な物の中には雨に対応できない物もあります。
雨が降ったら逃げ場のない状況でキャンプをする場合は、
最低限の防水がされている物を選びましょう。
逆に、途中で車中泊に切り替えられる環境の方は、
テントは一番安価な物でも、問題なく十分楽しめます。(筆者がそうでした。)
しかし、初めてのソロキャンプの場合は雨が降りそうだったら中止してしまうのが一番です。
撤退もまた勇気です。
なお、テントを購入したら必ず一度、検品を兼ねて組み立ての練習をしましょう。
・サイズは1名~2名用の物でOK
・防水性能の有無をチェック
・必ず一度は組み立ての練習をしておく
② 寝袋(シュラフ) 予算:¥3,000 ~ ¥6,000
シュラフを選ぶポイントは大きく2つあります。
1つ目は、「最低使用温度」と「快適使用温度」です。
最低使用温度とは「これより寒い状況で使うのは厳しいかも」という温度です。
今回は初夏~10月頃までを想定しているので、
最低使用温度が5℃くらいの物でも大丈夫でしょう。
2つ目に、コンパクトさです。
徒歩や自転車、バイク移動の方は、こちらが特に重要になります。しっかり確認しましょう。
最低使用温度が低い物ほど大きくなる(厚手になる)傾向にあるので、
両方のバランスの良い物を選ぶ事といいでしょう。
逆に、車移動の方はその点を考えなくて大丈夫なので、シュラフは安価な物を購入して、
家にある毛布や上着を多めに車に積んでおくという方法もおすすめです。
とはいえ、最近は災害対策の意識も高まっていますし、
1つくらい良いシュラフを持っているのもいいかもしれませんね。
・最低使用温度と快適使用温度をチェック
・畳んだ時のサイズをチェック
③ 焚火台 予算:¥2,000 ~ ¥5,000
焚火台は、直火NGのキャンプ場を利用する場合には必ず用意をしなければいけません。
形も様々で、シンプルな焚火だけを目的にしたものから、
調理がしやすいように作ってある物もあります。
自分の目的にあった形状やサイズを見て、気に入ったものを購入しましょう。
焚火台もソロキャンプで使う用なコンパクトな物であれば、さほど値段はしません。
直火OKのキャンプ場でも焚火台があると焚火はやりやすくなりますので、
1つ持っておく事をおすすめします。
・シンプルな焚火台 or 料理もできるグリル
・サイズや重量をチェック
④ ランタン(懐中電灯) 予算:¥2,000 ~ ¥4,000
キャンプの夜、雰囲気作りに一役かってくれるのが、このランタンです。
ガラス製の物や、オイルランタン等のオシャレな物もあり、インテリアの要素もあります。
しかし、最初は使いやすさ重視で、ガラス製は避けプラスチックや樹脂製の物にしましょう。
そのうえで、選び方のポイントは以下の3つの点を重視します。
まず、電池式のLEDランタンであること。
充電式は非常に便利ですが、出先で充電が切れてしまった時のことを考えると、
容易に電力の補充をすることができる、乾電池式が無難です。
もし充電式の物にするなら、電源サイトやモバイルバッテリー等の
予備電源を忘れずに確保しましょう。
次に、LEDランタンの中でも、昼白色と電球色を切り替えられる機能がある事。
単純に暗い所を照らすには、昼白色の方が明るく便利です。
しかし、ゆったりとした時間を過ごす時は、電球色の明かりの方がムードを作ってくれます。
最後に、光量の無段階調整ができることも重要です。
外で使うときに明るすぎると、周囲の人たちの目が気になる場合もあります。
無段階調光だと、その画面で一番いい明るさが選べるのでとても快適です。
最近のLEDランタンはほとんどの物がこれらを満たしていますが、
念のため、事前に良く確認してから購入しましょう。
・電池式が無難。充電式の場合や予備電源を準備すること。
・昼白色と電球色の切り替え機能
・無段階調光機能
⑤ 小型のバーナー(ガスコンロ) 予算:¥2,000 ~ ¥4,000
持ち運びのガスコンロといっても、卓上で鍋をやる時に使う用な物では無く、
シングルバーナーやコンパクトバーナーと呼ばれる物を使用します。
ガスボンベの形にはCB缶とOD缶の2種類があります。
※ここにボンベの写真
OD缶の方が、CB缶に比べて高火力で安定した火が得られますが、
冬のキャンプでもなければ、CB缶で何も問題ありません。
また、CB缶のボンベはホームセンターでも購入できるので便利です。
バーナー本体を購入する時は、どちらのボンベが使えるのかをよく確認しましょう。
・CB缶とOD缶の2種類がある
・バーナー本体の形状によっては、どちらかのボンベが使用できない場合がある
ー 次ページでは、より充実したキャンプの為に揃えたいアイテムを紹介! -